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持っていますか?WEBライターに必要な5つのスキル

WEBライターを目指している人、副業(複業)としてWEBライターの仕事を考えている人向けに、今回お送りするのは「WEBライターになるなら、持っていたい5つのスキル」について。この5つのスキルを磨けば、WEBライターとしての信頼度もアップ。報酬アップにもつながるのです。

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ライティングスキル

ライターとして原稿を書いて納品するわけですから、当然ライティングスキル、つまり文章力は必要です。日本語として破綻しているものは当然納品できません。かといって、WEBライターのほとんどは、美文を求められているわけではありません。発注要件に沿った内容で、発注主の目的が果たせる原稿が求められています。

「自分は文章が下手だから……」と、文章力に自信がいまいち持てない方もなかにはいます。ただ、そういう方の多くは、文章力が高い=何の準備もしなくても原稿が書ける、と勘違いしているのではないでしょうか。

ササッと描いたイラストがとても上手でセンスがあるイラストレイターや、即興で楽器を奏でるミュージシャンと、WEBライターの仕事は違います。しっかり準備をして、一発で書き上げるのではなくて何度も見返して推敲し、原稿を要求水準以上に持っていくのがWEBライターの仕事です。

文章力の8割は「書く前と書いた後の丁寧な作業」で決まる

文章力の8割は、前工程と後工程、つまり準備と推敲です。その中でも特に重要度が高いのは、準備段階で行う、達成するべき目的に対して、どんなことをどんな流れで書くのか、という構成づくり。

といっても、それほど難しく考える必要はありません。

この記事なら、

目的

WEBライターになりたい人に、必要なスキル、磨きたいスキルについて理解してもらう

構成
  • 導入:必要スキルには5つある。これを磨くと原稿料が上がるかもしれない

  • スキル1:文章力

  • スキル2:●●力

  • スキル3:●●力

  • スキル4:●●力

  • スキル5:●●力

  • まとめ

という目的&構成になります。

そして、推敲です。推敲は、誤字脱字や表現の間違い、表記の統一、てにをはを直すだけでなく、

  1. 無駄な形容詞を取る

  2. 一つの文章の長さを短くする

  3. 文から文へのつながりがスムーズになるように、接続詞や文末表現を調整する

の3つが重要です。

プランニングスキル

発注者から、テーマだけでなく構成や切り口まで指定される原稿と、テーマは与えられるものの、具体的な内容や構成は自分で考えなければいけない原稿があります。

構成や切り口を考えるのに必要なのが、プランニングスキル、つまり企画力です。WEBライターは新聞記者とは違って、事実をそのまま伝えるストレートニュースの原稿を書くことはほとんどありません。すでにある情報に対して、新しい切り口や観点を提示したり、別の情報と組み合わせることで読み物として成立させる仕事が多いのではないでしょうか。

そんなときに企画力のあるWEBライターなら、面白い切り口を見つけて記事に仕立て上げ、読者を満足させることができます。

既存の企画から少し視点をずらすことからはじめよう

ただ、全く新しい企画のパターンを見つけることは、なかなか難しいものです。世の中にはコンテンツが溢れかえっています。自分が考えた企画が、すでに誰かがやっていた、そんなときもあるかもしれません。

でも、それでいいのです。既存の企画から、ちょっと視点をずらしてみたり、見る方向を逆にしてみたり、何かを変えるだけで企画は成立します(面白い記事になるかどうかは別問題ですが)。

企画力を身につけるポイントは、以下の2つです。

  1. ふだんから、「視点をずらしたらどうなるか」をシミュレーションする癖を付ける

  2. テレビでもネット記事でも雑誌記事でも、自分が「面白い」と思ったものがなぜ面白いのか、理由を考える習慣を付ける

スケジューリングスキル

WEBライターの仕事には「この日までに納品してください」という納期があります。締切を守ることは、WEBライターというより、一社会人として重要なこと。ひとりのビジネスパーソンとしての信頼度を下げないためにも、締切は厳守するようにしましょう。

万が一、締切を守れないようなら、必ず事前に発注者に連絡を入れましょう。

優先順位をつけて、ひとつずつ片付けるしかない

WEBライターとしての仕事が軌道に乗ってくると、複数の締切を持つ複数の仕事を同時並行で進めなければならないこともあります。一度に2つ以上に仕事に取り掛かることはできませんから、それぞれの仕事に優先順位をつけて、一つ一つ片付けていくしかありません。

進行管理を円滑に行うために必要なのは、以下の2つです。

  1. 自分ならその仕事をどれだけの時間で終わらせられるのか、作業スピードを把握すること
  2. 確保できる稼働時間を正確に見積もること

コミュニケーションスキル

発注を受けてみて作業に入ってみたけれど、リサーチするとどうやら発注主の想定通りにはいきそうにない……。そんなとき、あなたならどうしますか?

「たぶんこうだろう」と自分だけの考えで仕事を進めてしまって、納品してから「違うんですけれど」とリテイクが発生するのは最悪のパターン。発注内容に関わるような疑問が生じたら、その時点で発注主に連絡を入れて、その後の対応を決めてもらう必要があります。

コミュ力が高いと、無駄な仕事がなくなる

メールであれチャットであれ電話であれ、きちんと発注主とコミュニケーションを取って、その意図するところを汲み取るのはWEBライターの仕事のひとつ。これがしっかりこなせるコミュニケーション能力の高いライターは、作業の手戻りやリテイクが少なくなります。

コミュニケーションで失敗しないコツは、以下の3つです。

  1. 「それは〇〇ということですか?」と自分の言葉で表現して、内容のすり合わせを行う

  2. あとで見返すかもしれない情報のやり取りは、メールやチャットなどテキストベースで行う

  3. 「お願いしたいこと」「確認したいこと」は、まとめて箇条書きにする

ITスキル

WEBライターが書いた原稿が掲載されるのはWEB媒体です。原稿を書くのも、スマホやパソコンなどのIT機器。インターネットに関する基本的な知識と、最低限のコンピュータリテラシーは持っておきたいところです。というより、現代社会で人間として生きていく上での常識です。

もしこういったIT理解力が足りないと、新しいWEBサービスやアプリが登場してきたときに対応できません。著名な作家を除き、いまどきファクスで手書きの原稿を送ってくるライターはいません。メールで入稿できないライターに、編集者が原稿を発注しなくなったからです。

「原稿はGoogleドキュメントでお願いします」「使用する画像はばらばらにするのではなく、ZIPでまとめてください」「文字化けしているので再送してください」など、ただ原稿を書いて納品するだけでなく、ライターにはITに関する知識も必要です。

投資はあとから原稿料で回収!

もしそういったトラブルが発生したとき、自分で解決できるくらいのスキルは身につけたいところ。勉強が必要かもしれませんが、それはあとあとためになります。何なら、トラブル対応の記事を書いて投資したお金を回収すればいいのです。

  1. 新しいアプリやサービスは、とりあえず試してみる

  2. 自分が使っている機器やアプリについて説明できるようになる

  3. わからないことはググる癖を付ける

まとめ

もうひとつ、「リサーチスキル」を入れようか迷いましたが、ITスキルに「ググる癖を付ける」としてまとめてみました。

文章力以外の4つは、WEBライターとしてではなく、一般の社会人としても必要なスキルです。いや、文章力も、メールを書いたり企画書を書いたりすることが多い職種なら、重要度が高いスキルですね。

こういったスキルを総合的に組み合わせることで、WEBライターの仕事は成り立っています。「あのライターさんの原稿は直すところが少なくていい」「締切を守ってくれる」「話が早い」「新しいサービスにもすぐ対応してくれて助かる」というWEBライターなら、発注側としても頼りになります。ぜひ5つのスキルを見直して、WEBライターとしてのレベルアップに役立ててください。