WRITE-IT!

WEBライティングで収入源を確保、またはスキルアップしたい人向けの役立ち情報満載!

WEBライターの原稿料っていくらぐらい?

「WEBライターとして仕事をしてみたいんだけれど」と考えている人だけでなく、「WEBライターに原稿を書いてもらいたい」と考えている人にとっても、知っておきたいのが「原稿料の目安」。今回はWEBライターとして仕事をすると、どのくらいの仕事量でどのくらいの原稿料になるのかについて解説していきます。

クラウドソーシングサイトが発表している目安

大手のクラウドソーシングサイトは、料金トラブルを防ぐために、料金の目安を設けています。クラウドワークスの場合、案件によってはこのように表示されることがあります。

f:id:blitz1940:20200630161123p:plain

「この仕事は、相場に対して報酬額が低い可能性があります」。

では、その相場ってどのくらいなの?ということが知りたくなりますよね。画像左下のリンクをクリックしてみましょう。

するとライティング領域の料金目安ページが表示されます。

クラウドワークスの場合

f:id:blitz1940:20200630161313p:plain

2000文字以上の記事作成が2000円以上。1文字1円以上が原稿料の目安ですね。

その下の記事企画は、指定されたキーワードに基づいた記事の企画構成を考える場合の料金。

インタビュー記事の場合、交通費別で1万5000円〜という料金が表示されています。

もう一つの大手サイト、ランサーズの例も見てみましょう。

ランサーズの場合

f:id:blitz1940:20200630161740p:plain

ランサーズでは、1文字あたり0.5から5円という表記。詳細は以下のとおりです。

f:id:blitz1940:20200630161844p:plain

  • 一般的なテーマ:0.5〜2.0円
  • 特定のテーマ:0.8〜3.0円
  • 専門的なテーマ:1.2〜5.0円

こちらのほうが詳しくなっていますね。一般的なテーマならクラウドワークスと同様、1文字1円程度が平均的なラインというように読み取れます。

私が携わったウェブメディアでは、いくつか料金の基準がありました。列挙するとこんな感じです。

  • 2000字1万円(アポ入れ、企画書+質問項目作成、電話取材を含む)

  • 3000字3000円

  • 3000字8000円(特定のテーマで納期が短い)

  • 2000文字1000円

※発注する立場と受注する立場、両方あります

ちなみに、25年ほど前の専門誌の原稿料は、原稿用紙1枚400字あたり2000〜8000円でした。

1文字単価で計算し直すと、5〜20円/字。まだランサーズやクラウドワークスがない時代で、かつ専門家でないと書けない原稿でしたが、現在と比べると大きな差がありますね。

どのくらい時間がかかるのか?

WEBライターの原稿料を知るなら、単価だけでなく制作時間も考えておく必要があります。

まず、原稿を打ち込む時間ですが、日本語ワープロ検定試験のサイトでは、いちばん下の4級の場合、「10分間に200文字以上」が基準になっています。

日本語ワープロ検定試験|日本情報処理検定協会

60分=1時間だと1200文字ですね。もちろん、いきなり原稿を書き始められる仕事は少なく、リサーチや取材が必要な場合がほとんどです。

個人的な体験からすると、取材時間と構成を考えている時間の合計が、原稿を書く時間(タイピングしている時間)より少なくなることはほとんどありません。

つまり原稿執筆 < 取材・リサーチ・構成案作成です。

最低でも「30分リサーチをして情報収集し、30分で構成を考え、60分で文章にする」、このくらいはかかります。

1文字1円で1200文字の記事にかかる時間は、タイピングしている時間60分+リサーチ&構成60分で120分。

120分かけて1200文字=1200円なので、1分10円。

時給なら600円です。

報酬を上げるための3つの方法

時給600円では最低時給をクリアできませんから、もう少し効率よく稼ぎたいですよね。

WEBライターとして効率的に稼ぐためには、以下の3つの方法が考えられます。

文字単価の高い仕事を選ぶ

これは当然ですね。ただし、1文字あたりの金額が高い仕事は、それだけ専門性が高くなっています。

タイピングスピードを早くする

入力が速くなればそれだけ仕事の量をこなすことができます。それだけ実績を積んでいくスピードもアップします。ただリサーチや構成の時間は短縮できません。

得意な分野を見つける

これはなぜかというと、得意分野なら記事作成にあたってイチからリサーチする必要がないからです。

料理が得意な人なら、基本的な料理の知識は頭に入っているでしょうし、看護師として働いている人なら他の人に比べて看護業界にも詳しいはずです。

頭の中に入っている知識と経験に頼ることで、リサーチと構成の時間を大幅に短縮することが可能になります。

さらに専門家領域にまでなれば、ランサーズのサイトにもあったように文字単価も上がってきます。

こうして報酬アップの上向きスパイラルを作り出し、「3つのうちのどれか」ではなく、すべてを満たしていくのが、WEBライターの報酬アップのポイントです。